『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』は、とにかく速く走る気持ちよさを求める人におすすめしたいレースゲームです。実際に遊んで感じたのは、アクセルを踏み続ける疾走感と、限界まで加速する緊張感の強さでした。
今回はノーマル難易度で約10時間プレイした、クリア前の感想です。現時点での満足度は高く、攻め続けるレースが好きな私には、かなり好みに合う作品でした。
おすすめ度は高め。圧倒的なスピード感が魅力ですが、敗北すると最初から挑戦し直す仕組みは好みが分かれます。購入を迷っている人は、速さへのこだわりとローグライト要素が自分に合うかを確認してみてください。
惑星を巡りながらマシンを強化するレースゲーム
本作は、スター・ウォーズの世界を舞台にしたレースゲームです。キャンペーンでは複数の惑星を巡り、レースやイベントをこなしながらマシンを強化して、最終的なチャンピオンとの対決を目指します。
特徴的なのは、次に挑むステージを選び、パーツやアビリティを強化していくローグライトに近い構造です。単に大会で優勝して次へ進むだけでなく、どの挑戦で報酬を狙うか、どこでリスクを取るかも考える必要があります。
1レースは約2分と短く、ひとつの惑星では4〜5個ほどのレースを続けて進めます。惑星の合間には歩いて移動できるスポットもあり、交流やパーツのカスタマイズ、故障したパーツの修理を行えます。
実際に遊んで良かった点
アクセルを踏み続ける圧倒的な疾走感
最も良かったのは、走っているだけで気持ちが高まるスピード感です。初めてプレイしたときは、マシンの速さに驚きました。
私のプレイではブレーキを使う場面がほとんどなく、基本的にR2のアクセルを押し続けて走ります。約10時間遊んだ後には、R2を押し込んでいた人差し指が痛くなるほどでした。
速さを落とさず、目の前のコースを見ながら走り抜ける。その間は自然と集中力が高まり、レースへの没入感も強くなります。慎重に減速するより、どこまで攻め続けられるかを試す楽しさがありました。
二段階のターボと限界まで加速する駆け引き
ターボの操作も気持ちよく、単にアクセルを押し続けるだけでは終わらない面白さがあります。
操作はシンプルで、スティックで進路を調整し、R2で加速、×ボタンで通常のターボ、□ボタンを押しながらドリフトを行います。さらにR3を押すと、より強力なターボを使えます。
特に気に入ったのは、通常ターボから強力なターボへ切り替える感覚です。×ボタンから一瞬指を離してR3を押し込み、再び×ボタンへ戻す操作が、ギアを切り替えるように感じられました。一瞬の減速を挟んでから一気に加速する流れに、マシンを操っている実感があります。
強力なターボは使い続けるとゲージが赤くなり、使い切るとエンジンが焼き切れて爆発します。一方で、その危険な時間帯に速度を上げるパーツもあります。
あと少し加速したい気持ちと、ここで止めなければ壊れるという判断。そのせめぎ合いが熱く、限界付近の加速は特に興奮しました。
レース選びに意味があるキャンペーン
キャンペーンは、走る技術だけでなく、次の挑戦を選ぶ楽しさもありました。
通常のレースは12人で順位を競い、上位に入ることで賞金や強化の機会を得られます。上位に入れなくても先へ進めますが、報酬を逃すと、その後の強化に響きます。
一方、ノックアウト形式のレースでは、時間の経過とともに参加者が脱落していきます。こちらは3位以内に入らなければ、その挑戦が終わって最初からやり直しです。
安全を優先しすぎるとマシンの強化が足りず、最後のチャンピオンに追いつきにくくなります。しかし、報酬を求めて難しい挑戦ばかり選べば、途中で敗北する危険が増えます。
このバランスを考えながら進むのが面白く、レースとレースの間の選択にも意味を感じました。1レースが短いため、選択や強化を挟んでもテンポは良く、次々に走り続けられます。
強化と故障が結びついたマシンづくり
カスタマイズは、強いパーツを付ければそれで終わりという仕組みではありません。壁への衝突を重ねるとパーツが故障し、強力な効果が逆に不利な効果へ変わることがあります。
速さを求めて強化するほど、壊したときの反動も重くなる。この仕組みのおかげで、マシンの性能と自分の操作技術を一緒に考える必要がありました。故障したパーツは賞金で修理できるため、賞金の使い道にも悩みどころがあります。
アビリティも選べて、速度を上げるものや、衝突に備えるシールドなどが用意されています。私は、一定時間自動で走ってくれるオートパイロットを使っています。壁にぶつかりそうな場面や、一瞬進路が分からなくなった場面で役立ちました。
ただし、自動走行のコース取りによっては順位を落とす可能性もあり、使うタイミングは考える必要があります。
レース開始時にコマンドを入力してアビリティの効果を有効にする演出も、コックピットを操作しているようで気に入りました。強化の選択だけでなく、走り出す前からマシンを扱う楽しさがあります。
プレイしていて気になった点
敗北や大破で最初からやり直す負担
気になったのは、失敗したときのやり直しの重さです。大会は複数の惑星を巡る構成で、ひとつの挑戦が約1時間規模になるため、途中で敗北すると積み重ねた流れが途切れます。
ノックアウト形式で3位以内に入れなかった場合だけでなく、衝突を繰り返してマシンが大破した場合も最初からやり直しになります。通常レースでも、順位だけを気にして走ればよいわけではありません。
私はこの仕組みを緊張感として楽しめましたが、同じ流れへの再挑戦が苦手な人や、気軽にレースだけを進めたい人には負担になりそうです。
難易度は4段階あり、繰り返しプレイして得たポイントで永続的な強化もできます。ノーマルではやや難しめに感じつつも楽しめていますが、失敗と再挑戦を受け入れられるかは、購入前に意識したい部分です。
高速走行中に進路を見失いやすい
コースの見やすさも気になりました。一般的なレースゲームのように道筋がはっきり分かる場面ばかりではなく、走っていて「この進路で合っているのか」と迷うことがあります。
非常に速いマシンで進むため、一瞬の迷いが衝突につながりやすい点は注意が必要です。さらに、衝突はパーツの故障や大破にも結びつくので、見失ったときの影響が小さくありません。
私にとっては、前方を見極めながら走ることも緊張感の一部でした。ただ、コースの把握しやすさを重視する人には、遊びにくさを感じる場面がありそうです。オートパイロットは進路に迷った際の助けになりますが、順位を保てるとは限らないため、頼り切れるものではありません。
どういう人におすすめか
向いている人
- とにかく速く走ることに気持ちよさを感じる人
- アクセルを緩めず、攻め続けるレースが好きな人
- ターボの限界を見極めるような、リスクのある加速を楽しみたい人
- レース選びやマシン強化を考えながら、繰り返し挑戦したい人
向いていない人
- 敗北すると最初からやり直す仕組みが苦手な人
- 強化やパーツの修理を考えず、レースだけに集中したい人
- コースの見やすさや進路の分かりやすさを重視する人
- 緊張感の強い高速レースより、落ち着いて走れる遊びを求める人
約10時間の時点では、走る楽しさにかなり満足
『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』で最も気に入ったのは、限界まで加速する気持ちよさです。二段階のターボとエンジンが焼き切れる直前の駆け引きが、速く走りたい気持ちを強く刺激してくれました。
購入前に確認したいのは、敗北時のやり直しと、高速走行中のコースの見づらさです。この緊張感を楽しめるかどうかで、印象は変わると思います。
まだクリア前ですが、約10時間遊んだ時点での満足度は高いです。とにかく速く走りたい、加速する瞬間に興奮したいという人には、おすすめしたい作品です。




















