モータルシェル2をプレイしてクリアしてみましたが、このゲームは「基本的には面白いソウルライク作品」と評価できます。
特に、ダークソウルやエルデンリングのようなゲームが好きなら、かなり楽しみやすい作品です。
一方で、「好きな装備を自由に強化して、いろいろなビルドを試したい」という人にとっては、育成素材の少なさがかなりストレスになる可能性があります。
つまり、
- 戦闘を楽しみたい人 → 面白い
- ソウルライクが好きな人 → 面白い
- ビルド構築が好きな人 → 面白いが育成システムに不満が出やすい
- 自由にキャラを育成したい人 → やや不向き
- 高難度ゲームが苦手な人 → ダメージの大きさに注意
というタイプのゲームです。
モータルシェル2はどんなゲーム?
モータルシェル2は、いわゆるソウルライク系のアクションRPGです。
完全なオープンワールドではありませんが、比較的広めのエリアを探索しながら、各所に存在する小規模なダンジョンや敵、ボスなどを攻略していく構成になっています。
マップは上下に分かれていますが、それぞれのエリアを見ればまとまりのある構造になっており、単純な一本道のステージ攻略とは少し違った探索感があります。
さらに、マップ上で見るよりも実際に歩いてみると広く感じやすい点も特徴です。
面白いポイントは戦闘
モータルシェル2の最大の魅力は、やはり戦闘です。
近接武器だけでなく遠距離武器も使用でき、敵や状況に合わせて戦い方を変えられます。
武器の種類そのものは非常に多いわけではありません。
しかし、それぞれの武器にしっかりと個性があるため、「武器が少ないから物足りない」という感覚にはなりにくいようです。
特にボス戦では、ボスごとに攻撃パターンや戦い方が異なるため、同じ戦闘を繰り返しているようなマンネリ感が出にくいのが魅力です。
ソウルライクでは敵やボスとの戦闘がゲームの大部分を占めるため、ここが面白く作られているのは大きな長所です。
シェルによるキャラクター変更が面白い
モータルシェル2には「シェル」というキャラクター変更システムがあります。
シェルを切り替えることで、キャラクターの性能や使用できるスキルなどが変化します。
そのため、
「どのシェルを使うか」
「どの武器を持たせるか」
「どのターストーンを装備するか」
といった組み合わせを考えることが重要になります。
単純にキャラクターのレベルを上げるだけではなく、自分なりのビルドを考えて強化していく楽しさがあるわけです。
このビルド構築はモータルシェル2のかなり面白い部分です。
ターストーンによるビルド構築も魅力
装備面では「ターストーン」と呼ばれる要素もあります。
ターストーンによって武器に属性を付与したり、キャラクターにパッシブ効果を与えたりできるため、同じシェルでも装備によって性能を変えられます。
そのため、
「火力を重視する」
「耐久力を上げる」
「特定の属性を中心に戦う」
など、自分のプレイスタイルに合わせた構成を考えられます。
さらにシェルにはスキルツリーが存在し、すべてのスキルを取得できるわけではありません。
限られたポイントの中から、どのスキルを取得するのか選ぶ必要があります。
この「何を取って何を捨てるか」という部分も、ビルドを考える楽しさにつながっています。
グラフィックやエリアの作り込みも評価できる
ビジュアル面も評価されているポイントです。
ステージの雰囲気やエリアの作り込みがしっかりしているため、探索そのものを楽しめるタイプのソウルライクになっています。
小さなダンジョンなども各地に存在するため、単純にボスだけを倒して進むゲームではありません。
「この先には何があるんだろう」と探索する楽しみがあります。
問題点として挙げられること
モータルシェル2で特に気になるのが、ダメージバランスです。
雑魚敵の攻撃でも、一撃で大幅にHPを削られることがあります。
ボスに至っては、攻撃によってはほぼ一撃で倒されてしまうほどの大ダメージを受けるケースもあります。
そのため、
「今の攻撃でこんなに減るの?」
と感じる場面が少なくありません。
もちろん、モータルシェル2にはシェルが破壊されても一定の猶予が残る仕組みがあるため、完全に理不尽なシステムというわけではありません。
それでも、敵の攻撃力がかなり高いため、プレイヤーによってはストレスを感じる部分でしょう。
シェルの性能差も気になる
もう一つ大きな問題が、シェル同士の性能差です。
全部で8種類のシェルがありますが、どのシェルを使っても同じように攻略できるというわけではありません。
特定のシェルは非常に強く、最後まで安定して攻略できる一方で、別のシェルを育てると苦戦しやすくなる可能性があります。
ここに育成素材の少なさが組み合わさることで、さらに問題が大きくなります。
育成素材が少ないのは大きな欠点
モータルシェル2では、シェルの強化に必要な素材がかなり限られています。
しかも、一度使った強化素材を別のシェルに戻すことができません。
つまり、
「最初にこのシェルを育てよう!」
と決めて強化したものの、後から、
「やっぱり別のシェルを使いたい」
となった場合に、簡単には乗り換えられません。
これによって、プレイヤーが自由にいろいろなシェルを試すことが難しくなっています。
せっかく8種類ものシェルが存在するのに、育成リソースの制限によって使えるシェルが固定されやすいのは、かなりもったいない部分です。
ビルドを試行錯誤しにくいのも残念
本来ならビルド構築は、
「この組み合わせが強いかもしれない」
「このシェルとこの武器を組み合わせたら面白そう」
といった試行錯誤が楽しい要素です。
ところがモータルシェル2では、育成素材が限られているため、気軽に新しいビルドを試すことができません。
強化した後に「やっぱり違う構成にしたい」と思っても、簡単にやり直せないからです。
そのため、ビルド要素そのものは非常に面白いのに、育成システムがその魅力を少し邪魔してしまっています。
チェックポイントが少ないのも気になる
ソウルライクとして見ると、チェックポイントの少なさも不満になりやすいポイントです。
敵が強いエリアを進んでいる途中で死亡すると、かなり前まで戻されてしまうことがあります。
そのため、後半になると、
「敵を倒しながら探索する」
というより、
「敵を無視して次のチェックポイントまで走る」
というプレイになりやすい場面があります。
せっかくグラフィックやエリアの作り込みが良いのに、敵を無視して先へ進むほうが効率的になってしまうのは、少し残念です。
ターストーンの育成も面倒
ターストーンについても、育成システムには不満が残ります。
装備して戦闘することで経験値を獲得し、さらに専用の強化素材も必要になります。
そして、その強化素材を集めるためには、使用していないターストーンまで育成していく必要が出てきます。
つまり、
「このターストーンを使いたい」
と思っても、すぐに強化できないケースがあります。
使いたくないターストーンを装備して敵を大量に倒し、経験値を稼ぐという作業が必要になるため、ここは面倒に感じやすいでしょう。
特にビルド研究が好きな人ほど、
「もっと自由に試させてほしい」
と感じる可能性があります。
それでも「つまらないゲーム」ではない
ここまで不満点を見ると、かなり問題が多いゲームのようにも見えます。
しかし、全体としては「つまらない」と評価する作品ではありません。
むしろ、
「戦闘」
「ボス」
「ビルド」
「シェル」
「探索」
「グラフィック」
といったゲームの根幹部分はしっかり楽しめる作品です。
特にソウルライクとして重要な戦闘部分が評価されているため、ゲームそのものの面白さは十分にあります。
不満の多くは「ゲームが面白くない」というより、
「面白いシステムなのに、育成システムやリソース制限が邪魔をしている」
というタイプの問題です。
クリアまでのボリュームは比較的コンパクト
モータルシェル2は、非常に長大なゲームというわけではありません。
1周クリアまでおよそ20時間程度を目安に考えられるため、ソウルライクとしては比較的コンパクトです。
そのため、
「エルデンリングのような何十時間、何百時間も遊ぶ超大型作品は疲れる」
という人には、むしろ遊びやすいでしょう。
短期間で1本のソウルライクを遊び切りたい人には向いています。
モータルシェル2がおすすめな人
以下のような人なら、モータルシェル2はかなり楽しめるでしょう。
- ダークソウルシリーズが好き
- エルデンリングが好き
- ソウルライク作品を遊びたい
- 歯ごたえのあるアクションが好き
- ボス戦を重視する
- ビルドを考えるのが好き
- キャラクターや装備の組み合わせを考えるのが好き
- 20時間程度でクリアできるゲームを探している
- インディー系のソウルライクを遊んでみたい
特に「大型ソウルライクを遊ぶほどの時間はないけど、歯ごたえのあるアクションRPGを遊びたい」という人には相性が良い作品です。
逆におすすめしにくい人
一方で、以下のような人は注意が必要です。
- キャラクターを自由に育成したい
- いろいろなビルドを気軽に試したい
- 全シェルを自由に強化したい
- 育成素材を大量に集める作業が嫌い
- 敵の攻撃力が極端に高いゲームが苦手
- チェックポイントが少ないゲームが苦手
- 超大作級のボリュームを求めている
特に「ビルドを自由に組み替えて遊びたい」という人は、強化素材の制限がかなり気になる可能性があります。
総合評価
総合的には、モータルシェル2は「面白い寄り」のソウルライクです。
個人的な評価として整理するなら、以下のようなイメージです。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 戦闘 | ★★★★★ |
| ボス戦 | ★★★★★ |
| ビルド要素 | ★★★★☆ |
| シェルシステム | ★★★★☆ |
| 探索 | ★★★★☆ |
| グラフィック | ★★★★☆ |
| 育成システム | ★★★☆☆ |
| ゲームバランス | ★★★☆☆ |
| 自由度 | ★★★☆☆ |
| ボリューム | ★★★★☆ |
総合すると、100点満点なら88~89点程度という評価が妥当でしょう。
「完璧ではないものの、ソウルライクとしてかなり楽しめる」という位置づけです。
特に問題なのは、ゲームそのものがつまらないことではありません。
むしろ戦闘やビルドという面白い要素があるからこそ、「もっと自由に育成させてほしい」「もっといろいろなシェルを試させてほしい」という不満が出てくる作品です。
したがって、モータルシェル2は「つまらないから買わないほうがいいゲーム」ではなく、「ソウルライクが好きなら十分購入候補に入るが、育成システムには注意したいゲーム」と考えるのがよいでしょう。


















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