『EXODUS(エクソダス)』は、アーキタイプ・エンターテインメントが開発するシングルプレイ専用のSFアクションアドベンチャーRPGです。
発売日は2027年4月7日予定で、PS5、Xbox、PC向けに発売予定。PC版はSteamとEpic Games Storeで展開されます。
最大の特徴は、単なるSFアクションRPGではなく、「時間の遅れ」をゲームシステムそのものに組み込んでいることです。プレイヤーが宇宙へ数日間の遠征に出たつもりでも、故郷では数年、場合によっては数十年が経過している可能性があります。そのため、宇宙へ旅立つという行動そのものが、ストーリーや人間関係、社会情勢に大きな影響を与える作品になっています。
舞台は約4万年後の未来
『EXODUS』の舞台は、現在から約4万年後の未来です。人類はすでに地球を離れており、物語の始まりは23世紀にさかのぼります。人類は滅亡の危機に瀕した地球を捨て、「箱舟」と呼ばれる巨大宇宙船に乗って新天地を目指しました。
その後、一部の人類はケンタウリ星団へ到達します。しかし、ここで『EXODUS』の世界を特徴づける「時間の遅れ」が発生します。
宇宙船が光速に近い速度で移動することで、宇宙船内と外部では時間の流れに大きな差が生まれます。宇宙船の中では数十年しか経過していなくても、外の宇宙では数千年、数万年もの時間が経過しているという状況が発生します。
人類は「セレスティアル」へ進化
先にケンタウリ星団へ到着した人類は、長い時間の中で文明を発展させていきます。さらに、生物としても進化を遂げ、現在の人類とは大きく異なる存在へ変化しました。
それが「セレスティアル」です。セレスティアルは、人類から見れば圧倒的な上位存在として描かれています。つまり、『EXODUS』では一見すると「人類と宇宙人が戦うSF」に見えるものの、実際にはその宇宙人のような存在も元々は人類だったという設定になっています。
この過去の人類と現在の人類との関係が、世界観を理解するうえで重要なポイントになっています。
最大の特徴は「時間の遅れ」
『EXODUS』最大の特徴となるのが、相対性理論による時間の遅れをゲームシステムとして利用している点です。
主人公たちは「トラベラー」と呼ばれ、さまざまな惑星へ遠征します。
ただし、この世界にはワープや便利なワームホールは存在しません。
高速で宇宙を移動することで目的地へ向かうため、主人公たちにとっては数日や数週間の旅行でも、故郷では何年もの時間が経過することがあります。
例えば、
- 人類を救える技術を持つ惑星へ向かう
- 現地で技術を入手する
- 故郷へ戻る
という行動をしただけでも、帰還したときには故郷で10年が経過している可能性があります。
その10年間で、
- 仲間がどうなったのか
- 家族がどうなったのか
- 社会や政治がどう変化したのか
- 自分の過去の選択がどんな結果を生んだのか
- 知っている人間がまだ生きているのか
などが変化する可能性があります。
そのため、遠征に出る前に資源や仲間を集めたり、自分がいない間の社会について準備したりすることも重要になります。
遠征に出ること自体が大きな決断に
一般的なRPGでは「次の町へ行って、クエストを終えたら戻ってくる」という行動が普通です。
しかし『EXODUS』では、宇宙へ遠征するだけで故郷との時間差が発生します。
そのため、
「この惑星へ行く価値はあるのか?」
「自分が帰ってくるまでに故郷はどうなっているのか?」
という判断が重要になります。
遠征によって得られる技術や資源が大きな利益をもたらす一方、帰還するまでに故郷の状況が大きく変わってしまう可能性があります。
主人公はジュン・アスラン
プレイヤーが操作する主人公は「ジュン・アスラン」です。
ジュンは故郷の惑星リドンで、当初は遺物などを回収するサルベージャーとして生活しています。
しかし、人類を救うために宇宙へ旅立つ「トラベラー」になっていきます。
リドンでは「ロト」と呼ばれるセレスティアル由来のウイルスによって、人類そのものが絶滅の危機に瀕しています。
そこでジュンは宇宙各地に残された古代セレスティアル文明を探索し、人類が利用できる可能性を持つ失われた技術「レムナント」を探すことになります。
主人公の性別や外見を変更可能
ジュン・アスランという主人公自体は固定されていますが、プレイヤー側で男性・女性を選択できます。
さらに、
- 外見
- 装備
- 育成方針
- 道徳的な方向性
などもプレイヤーによって変えられます。
性別によって特定のクエストが受けられなくなるといった大きな制限はないとされています。
そのため、基本的にはプレイヤーの好みに合わせて主人公を作れるシステムになっています。
戦闘はTPS形式のアクションRPG
戦闘は三人称視点のTPS形式です。
特徴的なのが、複数の武器を持ち替えるというより、1つの武器を状況に合わせて変形させて戦えるシステムです。
代表的な武器が「リサイクラー」です。
リサイクラーには複数のモードが存在し、戦況に応じて切り替えられます。
| モード | 特徴 |
|---|---|
| リピーター | 中距離戦向け |
| シュレッタ | 近距離戦に特化 |
| ピアサ | 遠距離からの精密射撃 |
| ボンバー | グレネード攻撃 |
| スペクター | ステルス戦向け |
そのため、敵との距離や状況に応じて武器モードを切り替えながら戦うことになります。
ガントレットによる特殊能力
主人公の左腕には「ガントレット」と呼ばれる特殊装備があります。
単純な銃撃だけではなく、特殊能力を利用した戦闘も可能です。
例えば「イラプション」では敵を吹き飛ばすことができます。
特殊な物質を変形させて足場を作るような能力も存在します。
さらに「ランス」では槍状の物質を射出して攻撃できます。
敵の位置を事前に察知する能力やステルス能力なども存在するため、正面から戦うだけでなく、能力を組み合わせた戦い方ができます。
仲間への指示も重要
戦闘中は主人公だけで戦うわけではありません。
仲間にどの技を使わせるのかを指示することも重要になります。
そのため、
- 銃撃
- 近接攻撃
- 特殊能力
- ステルス
- 仲間との連携
などを組み合わせて戦うことになります。
単純に銃を撃ち続けるだけではなく、状況を見ながら複数の要素を使い分ける戦闘システムになっています。
固定クラスではない育成システム
RPGでは「戦士」「魔法使い」などのクラスを最初に選択し、その後の育成が固定される作品もあります。
『EXODUS』では、こうした固定クラス方式ではありません。
ゲーム開始時には大きく、
- ステルス系
- 戦闘系
- セレスティアル技術を利用するライブストーン系
といったプレイスタイルが用意されています。
ただし、最初に選択した方向へ完全に固定されるわけではありません。
スキルを伸ばすことで新しい能力を解放でき、複数の方向性を組み合わせたハイブリッドビルドも作れるとされています。
スキルは会話にも影響
育成要素は戦闘だけに限定されません。
スキルの中には、
- 説得
- 威圧
- 会話
などに影響するものも存在します。
そのため、戦闘能力を重視するのか、会話や交渉能力を伸ばすのかによって、ゲームプレイにも違いが生まれる可能性があります。
「パラディン」と「イモータル」
ジュンには大きく2つの道徳的な方向性が存在します。
「パラディン」は、自分が損をすることになっても他人を優先する英雄的な方向性です。
一方の「イモータル」は、自分の目的を達成するためなら力やチャンスを積極的に利用していく方向性です。
ただし、単純な「善人ルート」と「悪人ルート」というシステムではありません。
例えば、敵対している人物が瀕死になっており、薬を与えれば助けられるものの、その人物が将来的に脅威になる可能性がある、といった判断を迫られる場面があります。
こうした選択の積み重ねによって、仲間との関係や能力にも変化が生じます。
選択がスキル成長にも影響
特に面白いのが、パラディンとイモータルの方向性がストーリーだけでなく、スキルの成長にも関係している点です。
プレイヤーがこれまでどのような選択をしてきたかによって、主人公の能力そのものが変化していきます。
そのため、単純に会話イベントの結末が変わるだけではなく、プレイスタイルそのものにも影響する可能性があります。
個性的な仲間たち
『EXODUS』では、主人公とともに行動する仲間も重要な存在です。
先行プレイで判明している仲間には、さまざまな個性を持ったキャラクターが登場します。
例えば、
- ベテランのトラベラー「トム・バルガス」
- メカに乗って戦う「エリズ・シャル」
- セレスティアルを研究する学者「フェイドラ・ナス」
- 知性を持つタコのような存在「ソルト」
- 謎のスペースカウボーイ「CC・オルレブ」
などが登場します。
特にソルトは、人間ではなく知性を獲得した動物「アウェイクンド」の一種として描かれています。
人間以外の知的生命体も生活している
『EXODUS』の世界では、バイオエンジニアリングやサイバネティクスによって知性を獲得した動物「アウェイクンド」が存在します。
狼や象など、人間以外の動物も登場します。
しかも単なる敵キャラクターではなく、
- 仲間
- 商人
- 兵士
- 医療関係者
- その他の一般市民
などとして社会の中で生活しています。
人間だけで構成されたSF世界ではないところも、『EXODUS』の特徴の一つです。
マシュー・マコノヒー出演キャラクターも登場
謎のスペースカウボーイ「CC・オルレブ」も注目されているキャラクターです。
このキャラクターの声を担当するのは俳優のマシュー・マコノヒー。
ゲーム内でどのような役割を担うのかも注目されるポイントです。
完全なオープンワールドではない
『EXODUS』は広大な宇宙を舞台にしているため、完全なオープンワールドゲームを想像しやすい作品です。
しかし、先行プレイ時点で公開されている情報では、完全なオープンワールドRPGとは異なる構造になっています。
基本的には、
「ストーリーの主要ミッション」
↓
「ミッション中に探索できるサイドエリア」
↓
「故郷の拠点へ帰還」
という形に近い構成です。
巨大な1枚のマップを自由に歩き続けるタイプではなく、拠点とさまざまな惑星でのミッションを行き来するSF RPGと考えると分かりやすいでしょう。
拠点となる都市「ペルセポリス」
故郷の惑星リドンには、巨大都市「ペルセポリス」が存在します。
ここがRPGにおける主要なハブエリアとなります。
ペルセポリスでは、
- 仲間との会話
- クエストの受注
- 人々との交流
- 仲間との関係構築
- ロマンス
などを行えるとされています。
宇宙へ遠征するだけではなく、帰還後に故郷で何が起こっているのかを見ることも重要なゲーム要素になりそうです。
「時間」が仲間や世界を変えていく
『EXODUS』で特に注目されるのが、時間経過による世界の変化です。
主人公にとっては数週間程度の冒険でも、故郷では何年も経過している可能性があります。
その結果、
- 子供だった人物が大人になる
- 仲間との関係が変化する
- 政治情勢が変わる
- 社会そのものが変化する
- 大切な人物がいなくなる
- 過去の選択が後の世代へ影響する
といった展開が考えられます。
開発側は、こうした時間の経過を利用して、プレイヤーの「レガシー」を描こうとしています。
つまり、主人公の行動がその場で終わるのではなく、何世代にもわたって世界へ影響を残していくことが大きなテーマになっています。
EXODUSの先行プレイで判明している特徴まとめ
現時点で判明している内容を整理すると、以下のようになります。
| 要素 | 判明している内容 |
|---|---|
| ジャンル | SFアクションアドベンチャーRPG |
| プレイ人数 | シングルプレイ専用 |
| 視点 | 三人称視点・TPS |
| 発売日 | 2027年4月7日予定 |
| 対応機種 | PS5 / Xbox / PC |
| PC版 | Steam / Epic Games Store |
| 舞台 | 約4万年後の未来 |
| 主人公 | ジュン・アスラン |
| 主人公の立場 | サルベージャーからトラベラーへ |
| 最大の特徴 | 相対性理論による「時間の遅れ」 |
| 戦闘 | 銃・近接・特殊能力・ステルス・仲間との連携 |
| 武器 | 状況に応じて変形するリサイクラー |
| 育成 | 固定クラスなし |
| ビルド | 複数の方向性を組み合わせ可能 |
| 会話 | スキルによって説得・威圧などに影響 |
| 道徳システム | パラディン / イモータル |
| 仲間 | 個性的な複数キャラクターが登場 |
| ロマンス | 仲間との関係・ロマンス要素あり |
| オープンワールド | 完全なオープンワールドではない |
| 拠点 | リドンの都市ペルセポリス |
| 世界観 | 人類から進化したセレスティアルが存在 |
| 非人間キャラクター | 知性を持つアウェイクンドが存在 |




















