『ドラクエモンスターズ4』の体験版を約100時間プレイしました。実際に遊んで感じたのは、配合の面白さをそのままに、モンスター集めや育成がかなり快適になったことです。
特に便利だったのが、フィールドで配合やパーティの入れ替えができる「生命の根」と、戦闘に入らず仲間を増やせる「フィールドスカウト」。配合の素材を集め、新しいモンスターを作り、また探索に出るという流れがスムーズで、気づけば長時間遊んでいました。
一方、球体状のフィールドは酔いやすく、道にも迷いやすいと感じました。育成の楽しさは十分ですが、探索画面との相性は購入前に確認しておきたい部分です。
寄り道が増え、育成したモンスターを使う楽しみが広がった
前作の『モンスターズ3』では、ストーリー途中の寄り道や、クリア後に遊び続ける目的が少し物足りなく感じていました。
今作は体験版の段階からスカウト級や闘技場の共闘バトルがあり、育てたモンスターを試す機会が増えています。従来の闘技場や強敵モンスター、お見合い、小さなメダルといった要素も残っているため、探索や育成の合間に取り組めることが多くなりました。
製品版で特に楽しみなのは、「新モンスターマスターへの道」です。事前に用意されたモンスターを使うローグライク要素があり、オフラインで繰り返し挑戦できる内容なので、図鑑埋めや対戦以外の遊びとして期待しています。
最大4人のオンライン共闘やオンライン他国マスターも加わり、異なるプラットフォーム間でのクロスプレイにも対応。期間限定のイベントマッチが継続的に更新されれば、育成したモンスターを長く活躍させられそうです。
生命の根のおかげで配合と入れ替えが快適
遊びやすさの改善で、最も助かったのが生命の根です。
前作では、モンスターの入れ替えや配合のたびにロザリーヒルの塔へ戻る必要がありました。探索を続けたい場面でも拠点へ戻ることになり、この往復が面倒でした。
今作では、フィールドに点在する生命の根で回復、モンスターの入れ替え、配合ができます。ダンジョン内にも配置され、強敵の近くやボス戦の直前でも利用しやすくなっています。
ルーラの移動先にもなるため、育成や編成を調整したくなったときにすぐ戻れるのも便利です。配合を繰り返すほど、この改善のありがたさを実感しました。
フィールドスカウトで素材集めが楽になった
フィールドスカウトは、戦闘に入らずモンスターを仲間にできる新システムです。
実際に使ってみると、モンスター集めのテンポが大きく変わりました。配合用の素材が欲しいときも、毎回戦闘に入る手間が減り、短時間で次々と集められます。
配合では同じモンスターを何体も用意することがあるので、素材集めが快適になった効果は大きいです。仲間を集める作業そのものにも爽快感があり、育成を続けやすくなりました。
季節を待たずに探索できるのがうれしい
前作の季節と天候の仕組みは、探索の変化を楽しめる反面、目当てのモンスターや宝箱にすぐ手が届かない場面がありました。季節を自由に変えられるようになるまで、待つ必要があったのも気になっていました。
今作の体験版では昼と夜の切り替えが中心で、生命の根からいつでも変更できます。季節の変化を待つ必要がなく、目的に合わせて探索できました。
体験版の範囲では、天候によって出現モンスターが変わる仕組みや、季節待ちが必要なフィールドギミックもなく、素材集めを中断させられるストレスは感じませんでした。
モンスターの質感が良く、動作も快適だった
グラフィックは前作から進化を感じました。特にモンスターの質感が良く、お気に入りのモンスターを眺める楽しさが増しています。
体験版を100時間遊んだあとに『モンスターズ3』を起動すると、見た目の違いはかなり大きく感じました。SwitchからSwitch 2へプレイ環境が変わった影響もありますが、今作の方がきれいで、モンスターの魅力が伝わりやすくなっています。
体験版を遊んでいる間は動作の重さも気にならず、快適にプレイできました。
好きなモンスターを連れ歩くだけでも楽しい
連れ歩きは、育成したモンスターへの愛着が深まる要素でした。サイズに関係なく連れ歩けるので、お気に入りや配合で新しく作ったモンスターを連れて探索するだけでも楽しめます。
同じモンスターを4体連れ歩くと、見た目にもなかなかのインパクトがあります。強さを求める編成とは別に、見た目の好みで連れ歩くモンスターを選ぶ楽しみがありました。
製品版でダークドレアムなどの魔王を並べて歩くことを考えると、配合を進めるのがさらに楽しみになります。
100時間遊べた最大の理由は配合の面白さ
体験版をここまで遊び続けた一番の理由は、やはり配合です。
新しいモンスターを生み出すだけでなく、上位スキルを作る、スキルポイントを稼ぐ、系統ボーナスを付けるなど、育成で試したいことが次々に出てきました。体験版だけで158種類のモンスターを配合でき、かなり遊び応えがあります。
今作ではプラス値を使った配合も楽しめます。例えば、プラス値が1以上のドラキー同士を配合すると、特殊配合でジャンボドラキーが生まれます。プラス値による強さの変化は体験版ではまだ実感しにくかったものの、配合先を広げる仕組みとして面白く感じました。
性格のシステムも、育成に個性を加えています。上がるステータスだけでなく下がるステータスもあるため、モンスターの役割に合わせて考える余地があります。
前作のキラキラは、付く確率や対象ステータスのランダム性で厳選が大変でした。今作の性格は約3割の確率で親から遺伝するため、狙った育成を進めやすくなっています。
さらに、体験版にはレベルやステータスの制限がありません。使えるモンスターを徹底的に育てられるので、配合と育成が好きな人ほど時間を忘れて遊べる内容です。
一番気になったのは球体マップの酔いやすさ
プレイしていて最も気になったのは、球体状のフィールドです。
特に「カラっと荒野」のように岩や崖が多く、高低差のある場所では、移動に合わせて地形が急に現れるように見えます。最初はそれほど気になりませんでしたが、長時間遊んだあとにフィールドを歩くと、酔いやすいと感じました。
酔いを軽減する設定もあります。ただ、画面が暗くなったり、カメラの視点が固定されたりするため、見やすさや操作の快適さとの兼ね合いが難しいです。
前方を広く見渡しにくく、進む方向を見失いやすい点も気になりました。100時間遊んで何度も通ったフィールドでも、マップをこまめに開かないと迷う場面がありました。
育成は快適になっただけに、探索時の見通しや酔いやすさは改善してほしい部分です。
通常戦闘の新鮮さは控えめ
通常戦闘は、シリーズらしい面白さがある一方で、大きな変化は感じませんでした。
新要素の「マスターのオーラ」も、体験版では発動率が低く、戦い方を大きく変えるほどの存在感はありませんでした。
早い段階でメラガイアーなどの上位呪文を覚えさせて攻める、物理攻撃ならバイキルトと系統斬りを組み合わせるといった、従来の戦い方が今作でも強く感じます。
配合で作ったモンスターの強さを試す楽しさは健在ですが、特定のモンスター同士で使える連携技など、編成によって戦い方が変わる仕組みがもう少し欲しかったです。
共闘バトルには新しい面白さを感じた
通常戦闘以上に期待しているのが共闘バトルです。
ストーリーの一部ボス戦では、選ばなかった主人公がスタンバイモンスターを使って参戦します。普段のメンバーだけでなく、控えのモンスターにも活躍の場があるのはうれしいところでした。
体験版の共闘バトルは難易度が低めで、細かく立ち回らなくても勝てました。ただ、ボスの激怒ゲージがたまると危険な攻撃が来るため、製品版では大防御などで耐える判断が重要になりそうです。
味方への強化や回復で共闘ボーナスをため、与えるダメージを増やせる仕組みもあります。攻撃だけでなく、仲間を支える行動にも意味があるので、通常戦闘とは違う駆け引きを楽しみにしています。
Lサイズの迫力は物足りない
モンスターの見た目で気になったのは、Lサイズでも小さく感じることです。
前作のように大きさを調整する仕組みもなく、巨大なモンスターを育てて迫力のある戦闘を楽しみたい自分には、少し物足りませんでした。
共闘バトルでは巨大な敵と戦えますが、自分の仲間として巨大モンスターを使う楽しさも欲しいところです。サイズはSとLの2種類なので、3枠のGサイズや4枠の超Gサイズを使いたい人には気になる部分だと思います。
モンスター数の大幅な増加は期待しにくい
製品版のモンスター数は約500種類で、526種類だった前作から大幅に増える規模ではありません。
新しいモンスターが加わる分、前作から登場しなくなるモンスターもいそうで、お気に入りが残るかは気になるところです。
一方、登場予定の顔ぶれを見ると、新規モンスターが増え、色違い中心の構成も減っている印象があります。総数だけでは大きな変化がなくても、配合で出会えるモンスターの新鮮さには期待しています。
発売後にモンスターが追加されれば、さらに育成を続ける楽しみが広がりそうです。
製品版は購入したいと思える内容だった
100時間遊んだ自分の評価は、製品版も購入したいと思える内容です。
生命の根とフィールドスカウトによって、モンスター集めから配合までの流れが快適になりました。配合の面白さも十分で、体験版の範囲だけでも育成に夢中になれました。
シリーズ初心者にも勧めやすく、前作でやり込み要素が物足りなかった人にも、新モンスターマスターへの道や共闘バトルは魅力になりそうです。『ドラクエ5』のキャラクターは登場しますが、モンスターズの世界観で描かれるため、未プレイでも楽しめそうだと感じています。
ただし、球体マップの酔いやすさと見通しの悪さは無視できません。購入を迷っているなら、まず体験版でフィールド移動との相性を確かめるのがおすすめです。探索が苦にならず、配合を繰り返す楽しさにハマれたなら、製品版にも期待できる作品だと思います。




















