FFレゾナンスの体験版を約5時間プレイしたため、「良かった点」「気になった点」「どんな人におすすめか」に分けて整理しました。
感想
体験版を約5時間プレイした感想としては、かなり好印象の作品です。特に魅力的なのが、
- 昔ながらのFFを現代的なグラフィックで再現したような世界観
- 弱点とブレイクを利用して敵を崩すコマンドバトル
- 歴代FFキャラクターを「ビジョン」として利用できるシステム
- キャラクターとビジョンを組み合わせる育成要素
- FFらしい音楽や演出
といった部分です。
一方で、歴代FFキャラクターの存在感が非常に強いため、オリジナルキャラクターがやや霞んでしまう点や、昔ながらのRPGらしいテンポの遅さは気になるところです。
総合すると、「最近のアクション寄りのFFよりも、昔ながらのコマンド式FFが好き」という人ほど楽しみやすい作品といえます。
昔ながらのFFを現代風に
FFレゾナンスの大きな魅力は、昔ながらのファイナルファンタジーらしさを残しながら、現代的な映像表現に仕上げているところです。
基本的にはフィールドを探索し、敵と戦い、キャラクターを育成しながらストーリーを進めていく王道RPGです。戦闘もアクションではなく、ターン制のコマンドバトルが採用されています。グラフィックは立体的なキャラクターと背景を組み合わせた表現になっており、単純な昔のドットRPGとは違った現代的な見た目になっています。
そのため、
「昔のFFを今の技術で作ったらどうなるのか」
という雰囲気を感じられる作品です。
懐かしさがありながら、古臭さを感じにくい点が大きな魅力です。
グラフィックと演出が好印象
体験版で特に印象的だったのがグラフィックです。イベントシーンでは主要キャラクターが大きく表示され、会話しているキャラクターの表情や存在感が分かりやすくなっています。
背景も平面的なものではなく立体的に作られているため、キャラクターが実際にその世界の中に存在しているような感覚があります。
戦闘中のアビリティや必殺技、レゾナンスの演出も派手で、FFらしい迫力を感じられます。
さらにイベントシーンはフルボイスで、音楽も作品の雰囲気を盛り上げています。
コマンドバトルが面白い
個人的にグラフィック以上に評価できるのが戦闘システムです。基本はターン制のコマンドバトルですが、単純に攻撃を繰り返すだけではありません。敵にはブレイクゲージが設定されており、弱点属性などを利用してゲージを削っていきます。
ゲージを削り切ると敵がブレイク状態になり、
- 敵がそのターンに行動できなくなる
- プレイヤー側の攻撃ダメージが上昇する
といったメリットが発生します。
さらに同じターン中にすべての敵をブレイクできれば「フルブレイク」が発生し、装備しているビジョンの強力な技を使用できます。
このため、
「誰で弱点を突くか」
↓
「次のキャラクターでゲージを削る」
↓
「このターンでブレイクする」
↓
「フルブレイクから大技を叩き込む」
という流れを考えるのが楽しいです。
タイムラインによる戦略性
戦闘では行動順をタイムラインで確認できます。
敵味方の行動順を見ながら、
「このキャラクターでブレイクゲージを削る」
「次のキャラクターで弱点を攻撃する」
「このターンにブレイクを狙う」
といった戦略を立てられます。
自分が考えた手順通りに敵を崩して、大技まできれいにつなげられたときの気持ちよさがあります。単純なターン制バトルではなく、敵の弱点と行動順を考えるタイプの戦闘が好きな人とは相性が良さそうです。
難易度選択可能
難易度は、
- カジュアル
- ノーマル
- エキスパート
の3段階から選択できます。
エキスパートでは敵がかなり硬くなるため、適当に攻撃しているだけでは苦戦します。
ただし、キャラクターを育成していけば十分に勝てる程度の難易度になっているようです。
難しいボスに勝てない場合は、難易度を下げるという選択もできます。そのため、RPGをじっくり攻略したい人から、ストーリー中心で遊びたい人まで対応しやすい設計です。
召喚やリミットバーストもFFらしい
FFシリーズらしい召喚要素も用意されています。
体験版ではフィーナが召喚を使用でき、召喚した存在が一定ターンの間、一緒に戦ってくれます。
通常攻撃だけでなく必殺技も使用してくれるため、FF7リメイクの召喚獣に近い感覚で楽しめます。
さらにキャラクター固有のリミットバーストも存在します。
召喚、リミットバースト、ビジョンの大技など、強力な攻撃を使用した際には専用演出が入るため、戦闘の盛り上がりにもつながっています。
ビジョンによる育成が面白い
FFレゾナンスの中でも、かなり特徴的なのが「ビジョン」です。
クラウド、ティナ、ウォーリア・オブ・ライトなど、歴代FFシリーズのキャラクターがビジョンとして登場します。
ビジョンは単なるコレクション要素ではありません。装備することでアビリティを習得でき、マスターレベルを上げることでさらに強力なアビリティを覚えられます。
例えばティナの場合、育成を進めることで強力な魔法系アビリティを習得できます。
さらに、習得したアビリティを別のキャラクターに装備させることも可能です。
キャラクターとビジョンの組み合わせ
このシステムによって、キャラクター本来の役割とは異なる能力を持たせることができます。
例えば、
- ヒーラーに攻撃系アビリティを追加
- ディフェンダーに物理攻撃系アビリティを追加
- キャラクターにMP回復系のパッシブを付ける
- ブレイク能力を強化する
といったカスタマイズが可能です。
今後キャラクターやビジョンが増えていけば、かなり多くの組み合わせが考えられそうです。
そのため、単純に「強いキャラクターを使う」だけではなく、「このキャラクターにどのビジョンのアビリティを付けるか」を考えるのも楽しみの一つになっています。
歴代FFキャラクターの存在感が強い
一方で、体験版で気になった最大のポイントがビジョンの存在感です。
これは「ビジョンが強すぎる」という性能面の話ではなく、キャラクターとしての存在感の話です。
クラウドやティナなどは、すでに長い歴史とファンからの強い思い入れがあります。さらにレゾナンス発動時の演出も非常に派手なので、どうしても歴代キャラクターに目が行きます。
その結果、本作のオリジナルキャラクターであるレイン、エル、フィーナなどが相対的に地味に見えてしまう場面があります。
FFシリーズを長年プレイしてきた人ほど、この点を気にする可能性があります。
オリジナルキャラクター中心でもよかった?
歴代FFキャラクターが登場すること自体は本作の大きな魅力です。
ただ、FFレゾナンスが完全な新作としてオリジナルキャラクターと世界観を押し出す作品だったなら、歴代キャラクターを登場させず、オリジナルキャラクターだけでジョブやアビリティを自由に組み替えるシステムでも面白かったのではないか、という意見もあります。
特にFF5のようなジョブシステムが好きな人なら、
「キャラクター自身を育成して自由にビルドする」
という方向性も相性が良さそうです。
ただし、ここは完全に好みが分かれる部分です。
歴代FFキャラクターとの共演を楽しみにしている人にとっては、むしろ大きな魅力になります。
ゲームテンポは少し気になる
FFレゾナンスは意図的に昔ながらのRPGらしさを残しています。
ランダムエンカウントで敵と戦い、ダンジョンを歩き、宝箱を探すというクラシックな構成です。
そのため、最近のテンポの速いRPGに慣れている人からすると、少し進行が遅く感じる可能性があります。
エンカウントにはミニマップによる予兆があり、戦闘には倍速機能も用意されているため、ある程度の対策はされています。
それでもゲームデザインそのものは昔ながらのコマンドRPGなので、ここは好みが分かれそうです。
戦闘演出のスキップ機能は改善してほしい
バトル中には必殺技などの演出が挿入されます。
演出自体は豪華でFFらしいのですが、何度も戦闘していると毎回スキップするのが少し面倒に感じます。
設定で、
- 演出を毎回再生
- 手動でスキップ
- 自動でスキップ
などを選べるようになれば、より快適になりそうです。
体験版のボリュームは十分
体験版では第1章を丸ごとプレイできます。
ストーリーだけでなく、
- ダンジョン探索
- 通常戦闘
- ボス戦
- ビジョンの入手
- キャラクター育成
- 召喚
- ブレイクシステム
など、本作の主要な要素を一通り体験できます。
約5時間遊べるボリュームがあり、セーブデータも製品版に引き継げるため、単なるお試し版というより「第1章を無料で遊べる」という感覚に近い内容です。
購入を迷っている人にとっては、自分とゲームの相性を確認するのにかなり適しています。
こんな人におすすめ
FFレゾナンスは特に以下のような人に向いています。
昔ながらのFFが好きな人
FF1~6のようなクラシックなコマンドRPGが好きなら、かなり相性が良さそうです。
コマンドバトルが好きな人
弱点やブレイクゲージ、行動順を考えながら戦うタイプなので、戦略性のあるコマンドバトルが好きな人におすすめです。
キャラクター育成が好きな人
ビジョンによるアビリティ習得と付け替えがあるため、自分だけのキャラクタービルドを考える楽しさがあります。
歴代FFキャラクターが好きな人
クラウドやティナなど歴代キャラクターが登場するため、シリーズファンならビジョンを集めること自体が楽しみになります。
最近のアクションFFより昔のFFが好きな人
近年のFFとは方向性が異なり、コマンドバトルを中心としたRPGになっています。
そのため、アクション性よりも「コマンドを選んで戦略を組み立てるFF」が好きな人には特におすすめです。
購入を検討すべき人
一方で、
- 戦闘をテンポよく進めたい
- ランダムエンカウントが苦手
- 一本道ではなく自由度の高い探索をしたい
- オリジナルキャラクターだけのFFを楽しみたい
- 歴代FFキャラクターの登場をあまり必要としていない
という人は、少し好みが分かれる可能性があります。
総合評価
体験版を約5時間プレイした範囲では、FFレゾナンスは「昔ながらのFFを現代向けに進化させた作品」という印象が強いです。特に、グラフィック・音楽・コマンドバトル・ブレイクシステム・ビジョンによる育成の組み合わせは好印象です。
最大の懸念は、歴代FFキャラクターの存在感が強く、オリジナルキャラクターが少し霞んでしまうこと。そして、ランダムエンカウントなどクラシックRPGらしいテンポをどう感じるかです。
それでも、昔ながらのFFが好きで、弱点を考えながら戦うコマンドバトルやキャラクター育成を楽しみたい人なら、かなり注目しておきたい作品です。
特に購入を迷っている場合は、体験版で第1章を実際に遊んでみると、自分に合うかどうかを判断しやすい作品だといえます。




















