マーベルズ ウルヴァリンは「つまらないゲーム」ではなく、むしろアクションやグラフィック、ストーリーを含めてかなり楽しめる作品です。
発売前にはアクションの軽さや原作との違い、オープンワールドではなくリニア構造になったことなどから不安視する声もありました。しかし、実際にプレイしてみると、アクションの爽快感や映像の美しさ、ウルヴァリンらしさをゲームに落とし込んだ作り込みなど、評価できる部分が多くあります。
一方で、現時点では発売初日の感想であり、後半になるにつれて戦闘が単調になる可能性や、ゲームボリュームがどの程度あるのかについてはまだ判断できません。
グラフィックは非常に綺麗
マーベルズ ウルヴァリンの大きな魅力の一つがグラフィックです。
開発を手掛けるインソムニアックゲームズらしく、キャラクターの髪や肌、表情などが非常に細かく描かれており、映画のような映像になっています。
特にウルヴァリンの黄色いスーツや戦闘時の流血表現などは鮮やかで、迫力のある戦闘を楽しめます。
また、PS5 Proではレイトレーシングを使用しながら高いフレームレートを維持できる点も評価されています。
アクションゲームでは映像が綺麗なだけでなく、動きが滑らかなことも重要です。フレームレートが安定していることで、ウルヴァリンが敵を次々と切り裂いていく戦闘も気持ちよく楽しめます。
アクションは評価が分かれやすい
一方で、マーベルズ ウルヴァリンの中でも特に意見が分かれそうなのがアクションです。
スパイダーマンのように高速で敵から敵へ移動しながら戦うタイプではなく、敵との距離が近く、一体ずつ丁寧に攻撃していくスタイルになっています。
そのため、スパイダーマンのような軽快なアクションを期待すると、「思ったより動きが重い」「爽快感が足りない」と感じる可能性があります。
逆に、ウルヴァリンらしい重量感のある戦闘を期待している人には、この戦闘システムが合いやすいでしょう。
パリーなども存在するため、単純に攻撃ボタンを連打するだけではなく、敵の攻撃を見極める技術も求められます。
レイジシステムが面白い
戦闘面で特に評価できるのがレイジシステムです。
レイジには複数の段階があり、レベルが上がるほど強力になっていきます。特にレベル3まで到達したときは非常に強力で、敵を豪快に投げ飛ばしたり、一撃で次々と敵を倒したりすることができます。この部分は「これぞウルヴァリン」という爽快感を味わえる要素になっています。
また、スパイダーマンにはないパリーなどのシステムもあり、戦闘そのものに求められる技術は比較的高めです。
難易度はやや高め
戦闘ではスパイダーマンのように簡単に回復できるわけではないため、難易度は比較的高く感じられます。特にウルヴァリンは敵からダメージを受けるとすぐに倒されることもあり、回避やパリーなどをしっかり使う必要があります。さらに、ヒーリング・ファクターが発動しない武器やエリアも存在します。
ただし、複数の難易度が用意されているため、アクションゲームが苦手な人は難易度を下げてプレイすることも可能です。
探索はかなり遊びやすい
探索要素については、かなり親切な設計になっています。スーツの解放には素材が必要で、その素材を探索によって集めていくシステムがあります。
ただし、素材の入った箱などは非常に見つけやすく、エリアに入るとガイドによって目的地へ誘導されるため、複雑なマップを延々と探し回る必要はありません。探索に時間をかけすぎるのが苦手な人にとっては、この仕様は大きなメリットです。
反面、オープンワールドのように広大なマップを自由に探索したい人には物足りなく感じる可能性があります。
リニア構造
マーベルズ ウルヴァリンは、オープンワールドではなくリニア構造を採用しています。そのため、自由に世界を探索するゲームを期待している人には、「一本道で物足りない」と感じられる可能性があります。
しかし、逆に言えばストーリーに集中しやすく、無駄に広いマップを移動し続ける必要がありません。近年はオープンワールド作品が多いため、こうしたリニア形式のゲームを好む人にはむしろ遊びやすい作品です。
やり込み要素も存在
単純にストーリーを進めるだけではなく、レベルアップによるスキルポイントの獲得や、アビリティ・技の習得など成長要素も用意されています。さらに、ウルヴァリンの記憶を取り戻すサイドアクティビティも存在します。
制限時間内に敵を倒したり、エリアから脱出したりする特殊なミッションに挑戦し、クリアタイムによってブロンズ、シルバー、ゴールド、アダマンチウムなどのランクが決まります。高ランクでクリアするとAPを獲得できるため、単純なストーリー攻略以外にもやり込める要素があります。
原作ファンほど評価が分かれる可能性
注意したいのが、ウルヴァリンやX-MENの原作・映像作品に強い思い入れがある人です。
ゲームとしては面白くても、「ウルヴァリンならもっと一撃が重く、アダマンチウムの爪が圧倒的に強くあってほしい」と考えるファンからすると、物足りない部分が出てくる可能性があります。特にムービーでは爪で鉄を簡単に切り裂く描写がある一方、プレイ中は同じように鉄を切断できない場面もあります。
ただし、これはゲームとして成立させるための調整とも考えられます。何でも破壊できる仕様にするとゲームそのものの設計が大きく変わってしまうため、必ずしも欠点とは言えません。
まとめ
現時点では、かなり「面白い」寄りの作品です。
特に評価できるのは以下の部分です。
| 要素 | 評価 |
|---|---|
| グラフィック | 非常に綺麗 |
| アクション | 爽快感があり、技術も必要 |
| レイジシステム | 非常に面白い |
| ストーリー | X-MENを知らなくても楽しみやすい |
| 探索 | 親切で遊びやすい |
| 成長要素 | スキル・アビリティなどが充実 |
| やり込み | サイドアクティビティなどあり |
| 難易度 | スパイダーマンより高め |
| 自由度 | オープンワールドではない |
| ゲームボリューム | 初日時点では未知数 |
| アクションの単調さ | 後半でどうなるか注意 |
面白いと感じやすい人
- ウルヴァリンを操作して豪快に戦いたい人
- 映像の綺麗なアクションゲームが好きな人
- スパイダーマンのようなオープンワールドにこだわらない人
- 一本道でもストーリーを重視したい人
- パリーなどを使ったアクションが好きな人
- ウルヴァリンを知らなくても新しいアクションゲームを遊びたい人
つまらないと感じる可能性がある人
- オープンワールドで自由に探索したい人
- スパイダーマンのような高速アクションを期待している人
- ウルヴァリンの圧倒的な強さを再現してほしい人
- 戦闘の繰り返しが多いゲームが苦手な人
- ボリュームの大きさを最優先する人




















