Logicool G PRO X2 RAPIDは、FPSなどで素早い入力解除や方向転換を重視する人に向いた、有線ゲーミングキーボードです。
私が性能面で評価したいのは、ラピッドトリガーと調整可能なアクチュエーションポイントに加え、本体の有機ELディスプレイから設定を変更できる点です。反応の速さだけでなく、自分に合う操作感を作りやすい構成になっています。
価格は35,750円。ゲーム用の入力設定を積極的に調整する人には魅力がありますが、文字入力や一般的な作業が中心なら、搭載機能をどこまで使うか考えて選びたい製品です。
以下は仕様からの評価で、実際の打鍵感や使用感を検証したレビューではありません。
ラピッドトリガーはFPSの移動操作を重視する人に合う
全キーに磁気式アナログスイッチを採用し、ラピッドトリガーに対応しています。
キーを離した位置に応じて入力を素早く解除できるため、移動を止めたり、方向を切り替えたりする操作を重視する人に向いています。
私なら、FPSでストッピングや左右の切り返しを詰めたい人に、購入候補としてすすめます。ただし、この機能だけで操作が上達したり、勝率が上がったりするわけではありません。自分の指の動きに合う設定を探せることが重要です。
反応する深さを細かく調整できる
アクチュエーションポイントは、キー入力が反応する深さです。本製品では、0.05mm単位で調整できます。
| 調整したいこと | 活用できる機能 |
|---|---|
| 浅い押し込みで入力したい | アクチュエーションポイント |
| 指を戻した際に素早く入力を解除したい | ラピッドトリガー |
| 同時入力時の優先順位を設定したい | KEY PRIORITY・SOCD |
浅い設定は軽い操作で反応させやすい一方、誤入力とのバランスも考える必要があります。速さを優先するだけでなく、狙ったときに確実に入力できる設定へ調整したいところです。
最大8kHz対応は応答性を重視する人に魅力
スキャンレートとUSBポーリングレートは、どちらも最大8kHzに対応しています。前モデルのレポートレートは1,000Hzだったため、PCへ入力を伝える頻度が向上しています。
ラピッドトリガーによる入力解除を、素早く反映させることを重視した仕様です。入力の遅延まで含めて環境を整えたい人には魅力があります。
ただし、最大8kHzという数値だけで体感差の大きさは判断できません。私なら、これだけを購入理由にするより、クリックならぬキーの反応位置や入力解除を調整できる点と合わせて評価します。
有機ELディスプレイで本体から設定できる
本体上部の有機ELディスプレイと調整ローラーを使い、主要な設定を変更できます。
| 本体から調整できる項目 |
|---|
| アクチュエーションポイント |
| ラピッドトリガー |
| KEY PRIORITY |
| レポートレート |
| LIGHTSYNC |
| ゲームモード |
| 音量 |
私が特に便利だと思うのは、設定を変えるたびにG HUBを開く必要がないことです。
専用ソフトウェアをインストールできない環境や、別のPCへ持ち込んで使う場面でも、主要な設定を本体で調整できます。ゲームごとに操作感を変えたい人にも、使い道のある機能です。
テンキーレスはマウスの操作スペースを確保したい人向け
PRO X2 RAPIDは、日本語配列のテンキーレスモデルです。幅は363mm、奥行きは143mmとなっています。
テンキーがない分、デスク上でマウスを動かす場所を確保しやすい構成です。特に、マウスを大きく動かすプレイスタイルと組み合わせるなら、検討する価値があります。
一方、表計算や数字の入力でテンキーを頻繁に使う人には、不便になる可能性があります。ゲーム以外の用途も含めて選びたいところです。
打鍵音と耐久性にも配慮した構造
音や振動を抑える6層構造
内部には、PORONとシリコンを使った6層のサウンドダンピング素材を採用しています。従来モデルの4層から増え、不要な音や振動を抑える構造になっています。
打鍵音が気になる人にも注目したい仕様ですが、実際の音量や音質は未確認です。静音性を最優先する場合は、実際の打鍵音を確認してから判断したいと思います。
パームレストとPBTキーキャップが付属
シリコン製パームレストが付属し、手首を支えながら使えます。キーキャップは、摩耗や指の油分に強いダブルショットPBTです。
入力性能だけでなく、長く使うための構造や付属品にも配慮されています。ただし、パームレストの高さや感触が合うかは、使う人によって変わります。
ホットスワップは交換できるスイッチに注意
全キーでアナログスイッチのホットスワップに対応しています。スイッチを交換して、自分の好みに合わせたい人には魅力です。
ただし、一般的なメカニカルスイッチのホットスワップには対応していません。
商品情報に「メカニカル」という表記がありますが、選ぶ際に重要なのは、ホール効果を利用した磁気式アナログスイッチであることです。交換用スイッチは、対応する製品かを確認する必要があります。
35,750円を払う価値があるのはどんな人?
私なら、ラピッドトリガー、反応位置の調整、本体からの設定変更を使いたい人にすすめます。
| 使用目的・重視すること | 性能からの評価 |
|---|---|
| FPSで入力解除や方向転換を詰めたい | 特に購入候補にしたい |
| キーの反応する深さを細かく調整したい | アクチュエーション調整を活用しやすい |
| ソフトウェアを開かずに設定を変えたい | 有機ELディスプレイとローラーが便利 |
| マウスの操作スペースを確保したい | テンキーレス構成が合いやすい |
| 対応スイッチを交換して調整したい | ホットスワップが魅力 |
| ワイヤレス接続で使いたい | 有線専用なので用途に合わない |
| 数字入力でテンキーを多用する | 別の構成も比較したい |
| 設定を変えず、文字入力を中心に使う | 高度なゲーム機能を活用する機会が少ない |
前モデルを使っている場合も、最大8kHzと本体設定、6層構造が必要かを基準に判断したいと思います。今の操作感に満足しているなら、仕様の向上だけで買い替えを決める必要はありません。
購入時は型番ごとの保証期間を確認したい
同じPRO X2 RAPIDでも、型番によって保証期間が異なります。
| 型番 | 保証期間 |
|---|---|
| G-PKB-TKL-RT2BK/RT2WH/RT2PK | 2年間 |
| G-PKB-TKL-RT2BKd/RT2BKda/RT2WHd/RT2WHda | 1年間 |




















